「思いを伝える」ことほど、人間関係において重要なことはないと感じています。
それは家族でも友人でも仕事関係でも同じなのではないでしょうか?
親が子供に習い事をさせる時、技術を身につける以外に精神的に成長することも望んでいるでしょう。
そんな時、預けている指導者の理念や思想などが気になりますが、ホームページに書いてあるメッセージや口コミ、雰囲気などで判断しなければなりません。
何年か通い続けても、先生の思いを知ることは非常に少なく、どういう思いで我が子を指導してくれているのか?我が子がどんな風にレッスンを受けているのか・・・きちんと先生の話を聞いているかな?など、特に密室でのお稽古だと気になります。
バレエは年齢が上がるごとに、レッスン回数も増え、本格的に気持ちが強くなると、週に3,4回は当たり前で、毎日レッスンに通いだすこともあります。
すると、当然、バレエに精通していない親であれば、この先ずっと習って何になるのだろう?プロになる訳ではないし・・・勉強の方は大丈夫かしら?と、先が見えない不安がついて回ります。
もちろん、親はバレリーナへの壁は遠く険しいことも理解しているので、どこかのタイミングで辞めるという選択肢を持ちながら通わせているわけです。
近年では中学受験を目指す子どもが多く、小学3年生の終わりから塾へ通いだし、5年生にもなると、塾とバレエの曜日が合わない・・・という壁が立ちはだかります。
基礎を身に付け、ようやくトウシューズを履けるようになって、踊ることの楽しさがわかってきた頃、そして指導する側もより一層熱が入る頃に、「辞める」という残念な選択をすることもあります。
指導者としては、もったいない!!!と正直思うことでしょう。
ですから、時代の流れを考えると、受験期だけはレッスン回数を減らすことも視野に入れて、柔軟に対応することも求められているように感じます。
少し話は逸れましたが、何事もある一定の期間続けることで、その本質を知り、自分のものにできるのではないでしょうか?
そういった意味では、「継続してもらう」ということも大事になってきますね。
そこで、バレエを続けることのメリットやビジョン(将来どのような仕事に就けるのか、どんな仕事に役立つのか、強みになるのか)を明確に示すこと。
そして先生の思いや、子どもたちがどのように成長しているかなどを定期的に発信していくことが、とても重要になってくると思います。
人は先にある光を見いだせれば、安心します。
ホームページにも主宰者のメッセージは載せていますか?
ブログやSNS、お教室通信などで定期的に思いを伝えていますか?
バレエ教室が増え続けている反面、子どもの絶対数が減っています。他教室との差別化を図るためにも、お教室のカラーを全面に出すことが大切になってきます。パソコンではなくスマホでお教室を探すことが多くなってきた今こそ、ホームページの見直しやリニューアルも検討するといいでしょう。
近年では自分で制作することもできますし、弊社にまるごとお任せも可能です。
教室運営は言葉でのコミュニケーションが不可欠です。
方向性を示すこと、どんな思いで指導にあたっているか、など、「伝えること」の重要性を是非、今一度認識してみてはいかがでしょうか?